はじめに
児童養護施設・乳児院
広島修道院には、さまざまな事情により家庭で養育を受けることが難しい、
ゼロ歳から概ね18歳までの子ども達が入所しています。
約130名の子ども達が、乳幼児ホーム(乳児院)、児童ホーム(児童養護施設)、
きずなの家(児童養護施設)に分かれ、家庭的な雰囲気のなかで生活しています。
保育園
定員85名の、認可保育園を運営しています。
子育て支援
保育士、看護師、栄養士等による育児相談を行っています。
保育園では、各種イベントを企画し、子育て支援事業をおこなっています。
~施設・保育園はいつでも見学可能です。事前予約のうえ、お気軽にお越しください。~
基本理念
広島修道院は、「生命(いのち)」を尊(たっと)び、「愛(あい)」を育(はぐく)みます
「私達は創始以来、ただ一筋に子ども達を愛し、守り、
そして育てながら100年を超える歴史を辿ってきました。
時代は常に遷り変っていくものであり、環境は激動を続けます。
私達は常にその変化を掴み、子ども達のために、時代にふさわしい役割を果たしていかなければなりません。
古い歴史に埋もれることなく、慢心することなく、子ども達とともに力強く歩んでまいります。」
河野澄子名誉理事長談
理事長あいさつ
当広島修道院は、明治22年に創設された歴史と伝統のある児童養護施設です。
戦後早々に広島乳児院を併設し(昭和24年)、社会福祉法人となり(昭和27年)、さらに平成10年に認可保育園、平成26年に児童養護施設広島修道院きずなの家を開設して、長年にわたって子ども達の養育と保育を担って参りました。
元々は創設者(北村藤三郎翁)の住居を開放しての施設で、広島市東区若草町に所在しておりましたが、都市化に伴う周辺環境の変化等により、昭和62年に現在地、東区尾長西に移転しました。
現在の施設・園は高台に位置しておりますが、市内としては相当に広いグラウンドを持つことができ、児童養護施設、乳児院、保育園の子ども達は毎日皆、のびのびと力いっぱい走り回ったり、色々なスポーツをしております。
時代の流れとともに施設の役割は変化してきておりますが、養護施設としては家庭養育に勝るとも劣らない子ども一人ひとりの心に寄り添う養育・保育を目指しているところです。
当法人は、先輩役職員の弛まぬ努力により、着実な施設整備、子ども達の養育環境や職員の職務環境の向上に努めて参りました。
しかし、長い歴史と伝統に安住することなく、近年社会福祉法人に向けられております厳しい目と叱咤の声にお応えすべく、更により良い施設、園の運営を目指して参ります。
そして、御高承のとおり良い養育・保育は何よりも職員の良い笑顔からということを念頭において、子どもにとっても大人にとっても楽しい修道院になるよう役職員一同心を配り、努力して参りたいと考えております。
社会福祉法人広島修道院理事長 中島充人